訪問看護ステーション ファースト
昨日は、株式会社FIRSTENDER の代表である西田さんとお会いしました。西田さんは、鹿児島市立病院NICUにて勤務され、その後訪問看護ステーション ファースト を立ち上げたすごい方です。第一印象は、ただただ綺麗。人柄としては、おっとりしてるけど、言うべきことはビシッと言います。その後、急に優しい顔で ごめんなさい。。と笑顔で言われ、相手を安心させるような、なんか不思議な技を持った方です。
ファーストさんとは、今給黎病院で私がH26から地域連携をしていたときからのお付き合いです。医療的ケアが必要な赤ちゃんはもちろんですが、育児がなかなか習得できない、産後うつ、早産児による育てにくさ、家庭環境などにより虐待のリスクがある方など様々な方を在宅でサポートしています。複雑なご家庭へのサポートは、病院や市町村、児童相談所との連携は必須ですが、その連携もステーションで行ってくださっていました。新生児医療を経験しているので、家族が心配である栄養(ミルク量など)の調整方法、過敏性への対応、体の動き、ディベロップメンタルケアなどエビデンスに基づいてサポートしていただき、病院の立場から安心してお願いができました。困難なケースは、ファーストさんにすぐお願いしていたので負担も大きかったかもしれませんが、快く受け入れていただき、とても感謝しています。
今回、西田さんとお話しして在宅支援における看護師の考えがとても印象に残りました。病院では、とにかく治療し退院させるため、患者さんにとって最良と思うケアを行い家族へ指導していくこと。でも、在宅ではまずは患者さんと家族のニーズを一番に考えそれに沿った看護をしていく。研修などで聞いたことはありますが、体験談を聞くとその言葉はとても心に残る話でした。引き上げるのではなく、支えることが大切と。
管理者としてのアドバイスもたくさん頂きました。私も、雇用されていたときは、頼る人、判断してくれる上司がいて気持ちは楽でした。今は、全て自分で判断し決定していかないといけない。自分が動かないと何も進まない。確かにプレッシャーや焦燥感は常にあります。こんなにゆっくりしていていいのかな、こんな知識や経験で通用するのかななど。西田さんも、今でも不安な時はあると。何年経ってもそれはずっとあるようです。
西田さん:ファーストのスタッフは、仕事に対しとても熱心で任せられると。私が一番チャラチャラしています。
私は、西田さんの人柄がスタッフを育てていると思いました。今よく言われている、コーチング。主導権を握り、ついてこいというのではなく、スタッフのモチベーションが上がるような関わりが出来ているんだろうなと。スタッフの教育も、在宅での患者サポートに似ている?引き上げるのではなく、支える。
ファーストさんも、児童発達支援通所事業を行っていきたいと。ファーストさんが行うなんて絶対良い施設になるはず!応援させてください。
子供の発達障害は、障害ではなく個性。小さい頃の周りの関わりで、その先の生きやすさや自己肯定感、愛着形成も変わってくると思います。多くの子供たちが前向きに生きられるよう様々な職種と連携していきたいと思いました。
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